平成22年9・10月号

キレイになおす擦り傷、切り傷
 

まだ暑さも残りますが、スポーツの秋と言われるように、これから運動会や遠足、旅行など外で活動される機会も増えると思います。そこで、ちょっとした擦り傷や切り傷をされることもあるかもわかりません。今までは、軽い傷でもすぐ消毒といっていましたが最近は、実は消毒しない方が良い場合もあるとの事です。そこで今回は、軽い擦り傷、切り傷についてとりあげます。


軽い擦り傷、切り傷をした時
まず、水道水で良く洗います。この時傷口についた異物やばい菌を洗い流します。この後消毒剤を使い消毒してしまうと、傷の修復に役立つ細胞にダメージを与えてしまうこともあります。
傷を早く治すためには、傷の修復に役立つ細胞に損傷を与えない方が良いのです。

次に、出血がある時は傷口をおさえて止血します。(2〜3分抑えても血が止まらないようなら病院へ。)その後キレイに治すためにはかさぶたを作らせないことが大切なので、傷口を乾かさずにできるだけ湿った状態にします。(傷口の部分に滲出した液には、線維芽細胞、血管内皮細胞、表皮の元になる細胞を元気にする成分が入っているので乾燥させない方が良い。)湿った状態で治す方法をモイストヒーリングといいます。モイストヒーリングのメリットは、早く治る・キレイに治る・痛みが少ない事です。

次に、モイストヒーリング用の絆創膏(薬局・薬店で購入できます。)を使います。しかし、絆創膏が使えない範囲の広い擦り傷の場合は市販のラップに白色ワセリンを塗って傷口を覆いラップがとれないようにサージカルテープでとめて応急処置をします。顔の傷などで、傷跡を軽くするためには、受診して創傷被覆剤で覆ってもらう事を薦めます。

軽い擦り傷なら絆創膏を貼ったままお風呂に入っても良いです。お風呂から出る時はシャワーで傷口を洗って、その後絆創膏を貼りかえてください。

2週間以上回復しない時は病院を受診してください。(通常10日程度でキズ口はふさがります。)