平成23年5・6月号

お薬と光線過敏症
 

光線過敏症とは

日光アレルギーとも呼ばれ、日光によって引き起こされる免疫システムの反応です。健康な人では問題のない日光の量で、皮膚が赤くなる、ぶつぶつができる、腫れて水膨れができる、かゆみが生じるなど、何らかの症状を伴うのが特徴です。
その原因はなかなか難しく、直接の原因は日光に当たることですが、原因不明のことも少なくありません。
今、内因性と考えられているのは

1、代謝異常
2、先天性
3、ビタミンやミネラルの不足
4、特殊な食事
5、化粧品
6、薬物の摂取
などがあげられますが、原因が明らかなケースで最も多いのが、薬剤性光線過敏症です。
原因となる主な内服薬には、ニューキノロン系抗菌薬や非ステロイド系消炎鎮痛剤、三環系抗うつ剤などがあります。外用薬では、消炎鎮痛剤、局所麻酔薬などがあります。
この中で、今回は消炎鎮痛剤シップ薬(モーラス
、モーラステープなど )使用中の注意点についてご紹介します。

光線過敏症を予防するには
1) これからの季節(春から夏にかけて)は紫外線量がもっとも多い季節です。野外に出る際は天候にかかわらず、濃い色の衣服の着用やサンスクリーン剤を塗るなど、貼った部分に紫外線が当たらないように注意してください。
2) 海水浴や炎天下での屋外作業など、強い紫外線に当たる屋外での活動は避けてください。
3) 貼った部分に発疹・発赤、紅斑、刺激感などの症状が現れた場合は使用を中止し、医療機関に相談してください。
4) はがした後も少なくとも4週間は同様の注意が必要です。
5) 病院で出される薬は、その患者さんのためだけに処方されたものです。家族や友人などに譲らないようにしてください。