平成24年1・2月号

体を活性化する今話題の7つの食品成分
 
最近、食品に含まれる有効成分として6大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)以外にも注目が集まっています。話題の有効成分の特徴や多く含む食品を知って上手に食生活に取り入れてみませんか?

セサミン(多く含まれる食品=ゴマ) 
呼吸によって体内に取り込まれる酸素のうち数%は、体内の細胞を酸化し、サビつかせる有害な活性酸素に変化して、疲労や老化を促進し、生活習慣病をまねきます。活性酸素の害は、内臓では24時間休むことなく働いている肝臓が受けやすいといわれています。
ゴマに含まれるセサミンには、活性酸素の発生を抑え、肝機能を高める働きがあり、脂肪肝の予防や二日酔い防止、善玉コレステロールの増加などの効果も、動物実験のレベルで明らかになっています。ゴマはすって使ったほうが消化が良く、セサミンの効果がアップします。

カテキン(多く含まれる食品=お茶)
お茶に含まれる渋みの成分カテキンの抗酸化作用は、ビタミンEの20倍ともいわれています。高血圧の予防や改善に効果があるだけでなく、糖尿病を予防する効果も期待できます。さらに虫歯や風邪の予防にも効果を発揮します。カテキンを健康づくりに生かすためには、1日に湯飲み茶碗10杯くらいのお茶の摂取が目安となります。

アリシン(多く含まれる食品=タマネギ、ニンニク)
ニンニクやタマネギにはアリインという成分とアリナーゼという酵素が存在しており、切ったり炒めたりして細胞に傷がつくと、両者が反応して化合物のアリシンができます。疲労回復に有効なビタミンB1は、アリシンと結合することで体や脳の疲れをとります。アリシンには、血栓の予防・改善効果や、風邪の予防などに有効な抗菌作用も期待できます。

リコピン(多く含まれる食品=トマト)
トマトの赤い色素成分リコピンには、活性酸素除去作用があり、動脈硬化やがんの予防に効果があるといわれています。また、血糖値を改善し、糖尿病を予防する効果も注目されています。

タウリン(多く含まれる食品=貝類、たこ、いか)
タウリンは魚貝類の血合いに多く含まれます。胆汁酸の分泌を促進し、肝細胞の再生を促す作用があります。胆汁酸には血液中のコレステロール値を低下させる作用があるため、コレステロールを原因とする胆石や動脈硬化などの病気も予防するといわれています。

アントシアニン(多く含まれる食品=ブルーベリー)
ブルーベリーに豊富なアントシアニンには、網膜に分布するロドプシンという酵素の再合成を活性化することで、ものを見る機能を向上させる作用があります。また、アントシアニンには、老人性白内障の原因となる活性酸素を抑える作用や、全身の血行を促進し、動脈硬化を予防する作用も期待されています。

葉酸(多く含まれる食品=緑黄色野菜、レバー)
ビタミンB群の仲間である葉酸は、赤血球の合成に不可欠な成分で、貧血の予防に欠かせません。また、動脈硬化の予防効果もあるとされています。葉酸は心の健康にも不可欠で、不足するとうつ状態やイライラ、不眠をまねくといわれています。